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X RAW STUDIOで最初に知っておくべきこと
以前素人である私が富士フイルムX-T2を買った理由の一つにフィルムシミュレーション機能があることを挙げました。
Adobe Lightroomを持っていなかった私にとって写真を現像することなくお手軽に富士フイルムの色を作ってくれる。これはとても魅力的です。このブログで使用している写真は現像したものもありますが、JPEGのまま張り付けているもが大半です。ただ撮った写真の中に「ああ、この写真ベルビアにすればよかった。クラシッククロームにすればよかった(フィルムシミュレーション)。」と思うこともあります。
そんな時にカメラ内で現像することもできますが結構めんどくさいです。だとしたら、X-T2の機能でブランケット機能にフィルムシミュレーション割り振って撮ればいいじゃんとなりますが、必要のないデータが増えまくるしなんか違うよなと感じたのであります。
つまり「ああ、ベルビアにならないかな」というささやかな願いを叶えてくれるものがあります。それが富士フイルム純正の現像ソフトX RAW STUDIOなのです。だだ、注意点がいくつかあります。これを知らずに使うと、え?使えなくない?と思う人も中にはいるんじゃないかと思います。
結論から先に書きます。
②X RAW STUDIOにカメラを繋げた時 写真出てこないぞ?と思ったそこのあなた
RAWファイルはPCに保存する必要がある!!←これ重要

この3点とても重要です(個人的に)。そしてUSB micro-Bではなくmicro-Aでも大丈夫って言ったからには簡単ではありますが検証もしました。
ちなみにX-T3では端子がUSB micro Cになっているみたいで羨ましい限り。
X-T2とPC。USB micro-Bは本当に必要?
1 X RAW STUDIOにおけるUSB micro-Aとmicro-Bの比較。
X RAW STUDIOでmicro-A,B両方とも使えることは分かりました。じゃあ二つの端子でどれだけの違いが出るのかを軽く検証していこうと思います。
自分が使ったのは
・USB2.0 micro-A
・USB3.0 micro-B
の2つです。検証方法はとてもアナログですが、X RAW STUDIOにて設定を変えた時および現像した時に両端子における時間の違いをiPhoneのストップウォッチで測ります。
測った項目は露出/フィルムシミュレーション/ハイライト/シャドウ/シャープネス/ノイズリダクションそして現像時間です。
なおX RAW STUDIOはカメラ内のプロセッサーで処理をするので、USB端子の違いで変化が起きるかと言われればおそらくないだろうなと勝手に想像。
露出 2.3秒
フィルムシミュ 2.3秒
ハイライト 2.0秒
シャドウ 2.2秒
シャープネス 2.4秒
ノイズリダクション 2.2秒
現像時間/枚 2.7秒
露出 2.2秒
フィルムシミュ 2.2秒
ハイライト 2.2秒
シャドウ 2.1秒
シャープネス 2.3秒
ノイズリダクション 2.2秒
現像時間/枚 2.7秒
違いがない!!測定方法もアナログなため誤差の範囲のような気がします。
2じゃあUSB3.0 micro-Bで何が違うの?
じゃあX RAW STUDIOでUSB3.0 micro-Bを使う必要性はあるのでしょうか。おそらく…ないです。
なぜならX RAW STUDIOはカメラ内のプロセッサーで処理をしているからだと考えられます。
では、USB3.0 micro-Bを使用した場合何が違うのか。それはデータの転送速度です。カメラの設定で接続設定→PC接続→カードリーダーに変更してカードのデータをPCにコピーしたら変わるんだろうと。RAWデータ6枚148MBをPCデスクトップに転送します。
USB2.0 micro-A 10秒弱
USB3.0 micro-B 7秒前後
という結果を得ることができました。
やった!USB micro-B買ってよかった!!!(白目)
まとめ X-T2でX RAW STUDIO使う場合USB3.0 micro-Bはわざわざ買う必要がないかもね
はっきり言って転送速度が速くなるからという理由だけでUSB3.0 micro-Bを買っても意味ないと思います。だってカードをPCに直接指せば済む問題なんだもん…。
X RAW STUDIOは何度も書きますがカメラ内のプロセッサーで処理するためUSB端子の違いはありません。
ということで、もしX-T2に繋げる端子がないと焦っても私みたいにmicro-Bを買う必要はありません。
手持ちのmicro-Aで代用できます。俺の1300円…。