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大谷石に囲まれた大谷寺、先手観音や三尊像は雰囲気が凄い
宇都宮近辺で有名といったらこれ!と言われるものは大谷石ですよね。
ブラタモリや多くの観光ガイドブックでも取り上げられるこの有名スポット。あまりにも目にするものだから行ってない方もいるかも?ということで行ってきました。
今回行ったのは栃木県宇都宮市にある大谷寺です。
大谷寺は大谷石凝灰岩層の洞穴内に堂宇を配する日本屈指の洞窟寺院である。 本尊は、凝灰岩の岩壁に彫られた丈六(約4.5メートル)の千手観音で、一般には「大谷観音」の名で知られている。
当寺周辺には縄文時代の人の生活の痕跡が認められること(大谷岩陰遺跡)、また弘仁元年(810年)に空海が千手観音を刻んでこの寺を開いたとの伝承が残ることなどから、定かではないが千手観音が造立された平安時代中期には周辺住民等の信仰の地となっていたものと推定されている。大谷寺 Wikipediaより
この千手観音は元々は現在の姿に粘土、漆、金箔が塗られておりとても華やかな姿をしていたそうです。
現在は石の部分がむきだしになって形を残すだけとなりました。江戸時代に家事があり粘土や金箔が焼け落ちて焼け落ちてしまったためです。
この千手観音は観音堂の中にあり(一枚目写真の建物)、中は撮影禁止になっていました。
観音堂の中へ。千手観音をはじめ三尊像の神秘さがすごい
観音堂の中に入るとすぐに日本最古の石仏、千手観音が見えます。810年に弘法大師が作ったと伝えられるものはなんか凄みがありました。じっとみつめられているような。
音声ナレーションも入るのでどんなものかも分かりますし、良かったです。
千手観音を過ぎると
・釈迦三尊
・薬師三尊
・阿弥陀三尊
とならんでいます。
個人的にはこちらのほうが迫力がありました。吸い込まれる感じがして結構長い間眺めてしまいました。
釈迦三尊は平安時代後期
阿弥陀三尊は鎌倉時代
薬師三尊は上の二つより古い
と書かれていました。ここも千手観音に続いて撮影禁止となっています。
宝物館で縄文時代の人骨を見る
宝物館ではお堂下から出土してきた人骨や土器などを見ることができます。
縄文時代の人骨が展示されており約1万1000年前のものだそうです。ただの人骨じゃなくて頭骨から足まであります。
人の骨をそこまで見たことないんですが第一印象は肋骨太くね?!です。頭は体の大きさにしては大きく感じました。それにしてもこんなに昔の人骨がきれいに残ってるってすごい。
弁天堂で白蛇の頭を触ってお金持ちになる
宝物館の次はこの弁天堂に立ち寄りました。ここには白蛇の像があり、元々は邪悪な蛇だったものが弘法大師によって退治され白蛇になったとの伝説が残されています。
この白蛇の頭を軽くさするとお金持ちになる…そうです。もちろん触りました。お金持ちになりたいから。
登山道から大正天皇記念碑がある御止山(おとめやま)へ
この山は「陸の松島」とも呼ばれ国の名勝に指定されました。栃木県では華厳の滝に続いて2番目だそうです。
名前の由来は江戸時代、日光輪王寺の宮様の御用山で秋になると松茸狩りをしました。そのため一般の人が立ち入ることを禁止され御止山(おとめやま)と名付けられました。
大正天皇はたびたびここを参拝され、山頂には手植えの松があったそうです。その松の場所に今は記念碑が建てられました。
上の写真の階段を上ると岩肌を歩くことになります。
滑りやすいので靴には気を付けましょう。

大正天皇記念碑
大谷寺の側にある平和観音も見てきたよ。
大谷寺のすぐ側には平和観音があります。
ここは太平洋戦争の戦死戦没者の供養と、世界平和を祈って彫刻された観音像になります。平和観音の向いてる方向から見て右側に戦没者の碑があります。まずはそこで追悼をしてから世の中の平和を願って作られた観音様を見ることにしました。
自分の抱える悩みなんて世界平和を願う高さ27mの観音様にすこし笑われそうです。
まとめ・アクセス・駐車場など
この後は大谷石資料館に行こうと思って行ったのはいいんですが、まさかの休館日でした。
資料館には行きたいのでまた日を改めていこうと思います。
・平和観音像の方にも無料の市営駐車場がありましたので、多少歩きますが平和観音→大谷寺のコースもいいかもしれません。
また大谷寺には休業日があるので行く際は確認してから拝観しに行きましょう。